奈良市議会 > 2017-03-22 >
03月22日-05号

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  1. 奈良市議会 2017-03-22
    03月22日-05号


    取得元: 奈良市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-08
    平成29年  3月 定例会平成29年奈良市議会3月定例会会議録(第5号)-----------------------------------     平成29年3月22日(水曜日)午後2時0分開議----------------------------------- 議事日程  日程第1 議案第1号 平成28年度奈良市一般会計補正予算(第4号)       議案第2号 平成28年度奈良市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)       議案第3号 平成28年度奈良市土地区画整理事業特別会計補正予算(第2号)       議案第4号 平成28年度奈良市駐車場事業特別会計補正予算(第1号)       議案第5号 平成28年度奈良市介護保険特別会計補正予算(第4号)       議案第6号 平成28年度奈良市水道事業会計補正予算(第2号)       議案第7号 奈良市の議会の議員及び長の選挙における選挙運動公費負担に関する条例の一部改正について       議案第8号 奈良市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部改正について       議案第9号 平成29年度奈良市一般会計予算       議案第10号 平成29年度奈良市住宅新築資金等貸付金特別会計予算       議案第11号 平成29年度奈良市国民健康保険特別会計予算       議案第12号 平成29年度奈良市土地区画整理事業特別会計予算       議案第13号 平成29年度奈良市市街地再開発事業特別会計予算       議案第14号 平成29年度奈良市公共用地取得事業特別会計予算       議案第15号 平成29年度奈良市駐車場事業特別会計予算       議案第16号 平成29年度奈良市介護保険特別会計予算       議案第17号 平成29年度奈良市母子父子寡婦福祉資金貸付金特別会計予算       議案第18号 平成29年度奈良市針テラス事業特別会計予算       議案第19号 平成29年度奈良市後期高齢者医療特別会計予算       議案第20号 平成29年度奈良市病院事業会計予算       議案第21号 平成29年度奈良市水道事業会計予算       議案第22号 平成29年度奈良市下水道事業会計予算       議案第23号 奈良市附属機関設置条例の一部改正について       議案第24号 奈良市社会福祉審議会条例及び奈良市感染症診査協議会条例の一部改正について       議案第25号 奈良市公の施設における指定管理者の指定の手続等に関する条例の一部改正について       議案第26号 奈良市職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例及び奈良市職員の育児休業等に関する条例の一部改正について       議案第27号 奈良市職員の配偶者同行休業に関する条例の制定について       議案第28号 奈良市手数料条例の一部改正について       議案第29号 奈良市税条例等の一部改正について       議案第30号 奈良市地域包括支援センターの人員等の基準に関する条例の一部改正について       議案第31号 奈良市指定障害福祉サービスの事業等の人員、設備及び運営の基準等に関する条例及び奈良市障害福祉サービス事業の設備及び運営の基準に関する条例の一部改正について       議案第32号 奈良市国民健康保険条例の一部改正について       議案第33号 奈良市体育施設条例の一部改正について       議案第34号 奈良市道路占用料に関する条例等の一部改正について       議案第35号 奈良市地区計画形態意匠条例の一部改正について       議案第36号 奈良市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部改正について       議案第37号 奈良市水道事業及び下水道事業の設置等に関する条例の一部改正について       議案第38号 奈良市水道事業給水条例の一部改正について       議案第39号 奈良市下水道条例の一部改正について       議案第40号 奈良都市計画下水道事業受益者負担に関する条例の一部改正について       議案第41号 包括外部監査契約の締結について       議案第42号 市道路線の廃止について       議案第43号 市道路線の認定について       議案第44号 公の施設の指定管理者の指定について       議案第45号 公の施設の指定管理者の指定について       議案第46号 公の施設の指定管理者の指定について       議案第47号 公の施設の指定管理者の指定について       議案第48号 奈良市教育長の退職手当の特例に関する条例の一部改正について       議案第49号 奈良市一般職の職員の給与に関する条例及び奈良市一般職の任期付職員の採用及び給与の特例に関する条例の一部改正について       議案第50号 奈良市企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部改正について  日程第2 議会議案第1号 奈良市議会委員会条例の一部改正について----------------------------------- 本日の会議に付した事件  第1、報告 予算審査等特別委員会の正副委員長の互選報告について  第2、日程に同じ  第3、陳情第43号 新斎苑建設計画に対する陳情書  第4、請願第24号 右京小学校の存続を求める請願書 外2件  第5、閉会中継続審査調査申し出について----------------------------------- 出席議員(38名)  1番 松下幸治君      2番 道端孝治君  3番 太田晃司君      4番 八尾俊宏君  5番 柿本元気君      6番 九里雄二君  7番 藤田幸代君      8番 酒井孝江君  9番 階戸幸一君      10番 横井雄一君  11番 山本直子君      12番 白川健太郎君  13番 今西正延君      14番 鍵田美智子君  15番 山本憲宥君      16番 東久保耕也君  17番 北 良晃君      18番 宮池 明君  19番 伊藤 剛君      20番 内藤智司君  21番 山口 誠君      22番 松村和夫君  23番 小川正一君      24番 北村拓哉君  25番 浅川 仁君      26番 三浦教次君  27番 植村佳史君      28番 土田敏朗君  29番 上原 雋君      30番 森岡弘之君  32番 高杉美根子君     33番 松石聖一君  34番 井上昌弘君      35番 松岡克彦君  36番 山口裕司君      37番 森田一成君  38番 中西吉日出君     39番 松田末作君 欠席議員  なし 欠番  31番----------------------------------- 説明のため出席した者  市長       仲川元庸君   副市長      津山恭之君  副市長      向井政彦君   危機管理監    藤村正弘君  総合政策部長   染谷禎章君   総務部長     乾 尚浩君  市民生活部長   外良匡利君   市民活動部長   澤野井 保君  保健福祉部長   堀川育子君   子ども未来部長  木綿延幸君  保健所長     上野満久君   環境部長     山村栄之君  観光経済部長   長岡伸考君   都市整備部長   喜多六宏君  建設部長     山本幸宏君   会計契約部長   西谷忠雄君  消防局長     酒井孝師君   教育委員長    杉江雅彦君  教育長      中室雄俊君   教育総務部長   北谷雅人君  学校教育部長   梅田真寿美君  監査委員     東口喜代一君  総合政策部参事総合政策課長事務取扱           仲野公夫君   財政課長     増田達男君----------------------------------- 事務局職員出席者  事務局長     米浪高之    事務局次長    小川祐弘  議会総務課長   中谷陽子    議事調査課長   梶 正樹  議事調査課長補佐 秋田良久    議事係長     杉野真弥  調査係長     岡本欣之-----------------------------------   午後2時0分 開議 ○議長(浅川仁君) 休会前に引き続き、会議を開きます。----------------------------------- △報告 予算審査等特別委員会の正副委員長の互選報告について ○議長(浅川仁君) 私より御報告申し上げます。 去る8日の本会議において設置されました予算審査等特別委員会の委員長に38番中西君、副委員長に3番太田君がそれぞれ互選されました。----------------------------------- ○議長(浅川仁君) 次に、お手元に御配付いたしておりますとおり、去る8日の本会議において予算審査等特別委員会に付託いたしました案件について、委員長から議長宛て、審査報告書が提出されております。 以上、御報告申し上げます。----------------------------------- △日程第1 議案第1号 平成28年度奈良市一般会計補正予算(第4号) 外49件 ○議長(浅川仁君) 日程に入ります。 日程第1、議案第1号 平成28年度奈良市一般会計補正予算より議案第50号までの50議案を一括して議題といたします。 本案は、去る8日の本会議において予算審査等特別委員会に付託いたしました案件であります。 これより委員長の報告を求めます。 38番中西君。   (38番 中西吉日出君 登壇) ◆38番(中西吉日出君) 私より、去る8日の本会議におきまして、予算審査等特別委員会に付託を受けました議案第1号 平成28年度奈良市一般会計補正予算より第50号までの50議案につきまして、審査の経過及び結果を報告いたします。 委員会は去る8日、10日、13日、14日及び17日の5日間開催し、審査を行いました。 以下、審査の概要について申し上げます。 まず、10日、13日及び14日に委員会を開催し、質疑を行いました。主な質疑は次のとおりであります。 まず、委員より、平成28年度奈良市一般会計補正予算の新斎苑に係る予算のうち、繰越明許費8180万円について。また、東アジア文化都市2016奈良市の事業に関して、実行委員会形式で実施した業務の発注について質疑がありました。 次に、委員より、奈良市職員の異動に関する問題点と奈良市の姿勢について。また、まちづくり基本計画と新奈良町にぎわい構想及び奈良少年刑務所跡地活用に視点を置いた周辺整備のあり方について質疑がありました。 次に、委員より、市役所での窓口相談業務に対する市職員の理念や職務に対する姿勢について質疑がありました。 次に、委員より、路面下空洞化調査について、調査予定道路緊急輸送道路とそれに関連する幹線道路であるが、今後、市としてどのあたりまで調査を進めるのか。また、奈良市ポイント制度は開始から2年が経過し、健康寿命を延ばすことや市民参画への意識の向上、健康の増進などを目的としているが、効果の検証は行っているのかとの質疑がありました。 次に、委員より、奈良少年刑務所跡を活用したホテル設置へのスタンスや道路整備への協力について。また、工事やホテル客の利用で交通錯綜事故発生を危惧するが、その見解について。また、クリーンセンター建設費用に4750万円を計上しているが、市長は6日の本会議で建設候補地での地元協議が厳しいと移転計画の見直しを示唆するような答弁があった。どのような考えで予算に反するような発言をしたのかとの質疑がありました。 次に、委員より、地方交付税の見直しの中で、昨年からトップランナー方式が導入されたが、本市の財政にどのような影響があらわれているのか。また、本市の一次避難所で収容できる避難者が3万5000人とのことだが、避難所を拡大する考えについて質疑がありました。 次に、委員より、学びならのシステムだけに頼ることなく、子供たちの学力向上に向けて教員の自主的な研修の保障や教員同士が学び合える条件をどう進めていくのか。また、公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律の一部改正により、障がいに応じた特別の指導のための基礎定数の新設で、児童・生徒13人に1人となったが、本市はこれを受けてどう対応するのかとの質疑がありました。 次に、委員より、臨時保育教育士の給与を来年度から8,000円引き上げる予算が計上されているが、他の自治体では奈良市より高いところもあり、自治体間競争になるのではないかと危惧する。安定的な身分保障という面から、正規職員をということを最優先に考えるべきではないか。また、来年度には第7期介護保険事業計画を策定するが、保険料の引き下げについてどのように考えるかとの質疑がありました。 次に、委員より、マイクロ波による路面下空洞化調査計画内容について。また、富雄丸山古墳の調査の重要な点について質疑がありました。 次に、委員より、子供・若者の切れ目のない支援体制の構築について、教育委員会の子ども・若者計画策定事業実態調査子ども未来部の子供の貧困の実態調査を受けての平成29年度の取り組みについて、総合的に調整機能を担う部署を定める必要があるのではないか。また、平成29年度の浸水対策事業により東九条地区西九条地区事業計画について、平成23年度に実施設計した後に停止した浸水対策事業の二の舞にならないのか、きちんと事業が完結されるのかとの質疑がありました。 次に、委員より、奈良市の発展を目指した施策を展開し、市民サービスを維持していくためには、歳入確保に万全を期し、安定した財政運営を進めていくことが重要となる。平成28年度補正予算では市税収入を減額されているにもかかわらず、新年度予算では増額されているが、財源の根拠はあるのか。また、通常、診療所の歳入は診療報酬で経費を全て賄っているが、休日夜間応急診療所診療報酬と委託料をあわせて支払っている。診療報酬分で医師派遣のための委託、薬剤師業務委託医療事務委託など、休日夜間応急診療所に係る経費を賄うことができないのかとの質疑がありました。 次に、委員より、職員の定員適正化計画において、計画人数に加えて、病休、育休などを合わせると単純に昨年と比較すれば100人を超える減員となる。この実質的な職員の減員をカバーし、市民サービス維持向上を図れる具体的な施策があるのか。また、重点施策として上げている保育園等の待機児童の解消において、臨時保育教育士が不足している現状で正規職員を削減すれば、待機児童をさらにふやすことにならないのかとの質疑がありました。 次に、委員より、新斎苑移転建設に伴う都市計画決定の手続はどのあたりまで進んでいるのか、同意を得る努力をしているのか、地元の同意を得ずに事業を進めることだけはしないように。また、市有地の売却について、売却された物件の中には、市から売却後間もなく転売されている物件がある。今後は、市有地の売却に際して何か条件を付すべきではないかとの質疑がありました。 次に、委員より、平成29年度予算編成時の収支不足の対応について。また、プロポーザル方式による契約のメリットとデメリットについて質疑がありました。 次に、17日に委員会を開催し、総括質疑を行いました。主な質疑は次のとおりであります。 まず、委員より、奈良市観光協会への異動命令について、業務命令を出した責任、業務内容の正当性及び一連の人事に対する責任について。また、平成28年度補正予算の新斎苑建設計画に係る繰越明許費8180万円について質疑がありました。 次に、委員より、市の保有する未利用地について、一覧化した上でこれら土地の取り扱いについて、単年度ではなく今後5年程度先の中期的な計画を作成し、公表する考えはないのかとの質疑がありました。 次に、委員より、奈良県は奈良公園に高級ホテルを建築する計画を強引に進めているが、市長は過日の本会議で、奈良公園地区整備検討委員会で議論されたと聞いており、都市公園法の施行令にもあるが、公園管理者の良識ある判断が重要だと思うと答弁されている。良識を持って考えれば、公園の便益施設としての高級ホテルというのは無理があると答弁したと解していいのか。また、危機管理職員体制を抜本的に拡充されるべきではないかとの質疑がありました。 次に、委員より、子供・若者の切れ目ない支援を構築する取り組みについて、庁内に機能を担う部署を設置する必要があると考えるが、市長としての見解について。また、環境清美工場の基幹改修に取り組むとしたら、どのくらいの費用と期間が必要と考えるかとの質疑がありました。 次に、委員より、平成29年度予算について、総額1277億円と過去3番目の規模となっているが、新年度予算歳入確保を見てみると、土地売却や基金の取り崩しによってかろうじてくくられた感が否めず、このような状態で本当に新年度のみならず、平成30年度以降は大丈夫なのか。新たな歳入確保に新税や法定外税等の導入について調査研究をしていくのか。また、文化創造発信事業を新たに計上しているが、どういう位置づけとなるのか。継続して行うものであれば、2016年と同様に担当職員を配して実施していくことになるが、職員定数の削減を進めている中で人員の投入についてはどのように考えているのかとの質疑がありました。 次に、委員より、奈良少年刑務所跡のホテルへの活用計画に係る道路について、鴻ノ池スポーツ施設内の道路を兼用することで交通錯綜事故発生などの問題が生じないのか。また、高齢者の運転免許証の自主返納における市の取り組みについて質疑がありました。 次に、委員より、土地開発公社の解散に伴う第三セクター等改革推進債の発行により毎年11億円余り償還しなければならず、その結果、一般財源は不足している。しかし、こうした状況であるにもかかわらず、新年度予算大和西大寺周辺整備社会資本整備総合交付金公共事業債、行革債を充当した交付金、借金頼みの予算計上がされ、その一方で、東アジア文化都市構想関連には一般財源が投入されている。また、最重要課題なはずの新斎苑関連予算予算計上を見送られており、議論を避けられたとしか考えられない。こうした予算案は理解ができないが、市長はどのように考えるのかとの質疑がありました。 以上が質疑の概要であります。 質疑終結後、討論、採決を行いました。 その結果、議案第9号及び第48号の2議案はいずれも起立少数により否決すべきものと決定し、議案第1号、第15号及び第29号はいずれも多数をもって原案どおり可決すべきものと決定し、議案第2号より第8号までの7議案、第10号より第14号までの5議案、第16号より第28号までの13議案、第30号より第40号までの11議案、第42号より第47号までの6議案、第49号及び第50号、以上44議案はいずれも満場一致をもって原案どおり可決すべきものと決定し、議案第41号は満場一致をもって原案に同意すべきものと決定した次第であります。 採決の後、市長から新年度予算案及び関連する議案について撤回し、再度提出したいと発言がありました。 以上で委員長報告を終わります。 ○議長(浅川仁君) ただいま予算審査等特別委員長より報告がありましたが、委員長の報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(浅川仁君) 質疑なしと認めます。----------------------------------- △議案第9号 平成29年度奈良市一般会計予算 外1件 ○議長(浅川仁君) 本日、市長より、議案第9号 平成29年度奈良市一般会計予算及び議案第48号 奈良市教育長の退職手当の特例に関する条例の一部改正についての2議案について、撤回の申し出がありますので、撤回理由の説明を求めます。 市長。   (市長 仲川元庸君 登壇) ◎市長(仲川元庸君) 本定例市議会に提出いたしております議案につきまして、本会議及び予算審査等特別委員会におきまして、議員の皆様方からさまざまな御意見、また御議論を賜ったところでございます。私といたしましても、議員の皆様から頂戴いたしましたさまざまな御意見を真摯に受けとめ、改めてその内容を検討させていただきたく、議案第9号 平成29年度奈良市一般会計予算及び議案第48号 奈良市教育長の退職手当の特例に関する条例の一部改正についての2議案につきまして、撤回をさせていただきたく存じます。 なお、限られた時間の中で、市民生活に与える影響も考慮した結果、新年度関連議案のうち、平成29年度一般会計予算のみを改めて御提案を申し上げたいと考えているところでございますので、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(浅川仁君) お諮りいたします。 ただいま市長より説明がございましたが、申し出どおり議案第9号及び第48号の2議案の撤回を承認することにいたしまして御異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(浅川仁君) 異議なしと認めます。 よって、議案第9号及び第48号の2議案の撤回を承認することに決定いたしました。----------------------------------- △議案第9号 平成29年度奈良市一般会計予算 外1件 撤回承認決定----------------------------------- ○議長(浅川仁君) 次に、24番北村君外6名より、議案第9号 平成29年度奈良市一般会計予算の組み替えを求める動議が提出されましたが、議案第9号の撤回が承認されましたので、議題としないことといたします。 これより討論を行います。 討論は、ただいま撤回されました2議案を除き、議案第1号より議案第8号までの8議案、議案第10号より議案第47号までの38議案、議案第49号及び議案第50号、以上48議案を一括して行います。 通告がございますので、発言を許します。 37番森田君。   (37番 森田一成君 登壇) ◆37番(森田一成君) 私は、奈良未来の会を代表いたしまして、議案第1号 平成28年度奈良市一般会計補正予算第4号に反対し、残余については賛成し、以下その理由を述べます。 仲川市長は、平成21年7月に初当選され、政治や行政経験なしで奈良市政のかじ取りをされるようになりましたが、平成22年、23年の当初予算では、自身のマニフェストの1%支援制度を拙速に提案され、議会で減額修正され、平成23年には奈良市基本構想基本計画の否決、24年には市職員の特殊勤務手当条例の一部改正の否決、平成25年には違憲のおそれのある静脈認証を一部職場に導入する予算の減額修正、26年9月には補正予算も一部減額修正され、皆さんの記憶にも新しい、昨年平成28年度一般会計予算を議会が減額修正したことに異を唱え、奈良市政始まって以来初となる再議権を行使されました。再議権の行使は、当然、政治家として進退をかけて行使されたものであり、その再議は3分の2という特別多数決によって確定したのでありますが、市長はその議決の重さを全く理解せず、議会批判をされました。そして、昨年は、市長は思うように予算が通らないため、予備費の流用というこそくな手段をとられ、住民訴訟にも発展しております。 このような行為は、議会軽視も甚だしく、29年度当初予算では新斎苑関連予算都市計画決定を理由に計上していません。市長、都市計画決定の際、計画地の変更でもあるのでしょうか。少しでも、計画の線引きでも変わるのでしょうか。合併特例債の期限を理由にされるのなら、途切れなく予算措置をし、基本設計、実施設計など、予定される事業の予算を盛り込むべきではなかったですか。結果として、多数の反対で29年度当初予算は撤回に追い込まれました。 さらに、28年12月補正で議決された新斎苑関連予算の8200万円は、今提案されております28年度一般会計最終補正予算で20万円の執行だけで、その残額8180万円が繰り越されようとされております。年度内に執行できないのなら、なぜ債務負担行為や継続費として12月に補正予算措置をされないのでしょうか。一部会派との取引でしょうか。議会をどこまで軽視されるおつもりでしょうか。何か一部会派を取り込むための政治的な取引でもあったのでしょうか。大変疑問だらけのこのような補正予算については、到底賛成することはできません。 市長は、昨年12月の私の代表質問で、近い将来審判を受けることになると発言されたのであれば、当初予算は先ほど撤回されましたが、当然、本格予算ではなく骨格予算とし、7月の選挙後の新市長に委ねるべきであります。 さらに、仲川市長には、本会議での質問で、どの会派からも7月の市長選挙への対応の質問がありませんでした。このように、議会から見放された仲川市長は、まさに政治家としても失格であります。さらに、29年度当初予算案が撤回に追い込まれるなど、これ以上、仲川市長に市政運営を任せることはできません。2年にわたり3月予算議会を決定的な混乱に陥れた、そんな市長はどこを探してもいないでしょう。反省なく、けじめをつけられず、2月28日より理事者、議員で慎重審査してきた来年度予算案を投げ出し、一体あなたは何をしたいのですか。 7月の選挙で新しい市政のリーダーの誕生を望むことを申し上げ、討論といたします。 ○議長(浅川仁君) 16番東久保君。   (16番 東久保耕也君 登壇) ◆16番(東久保耕也君) 自由民主党奈良市議会議員団の東久保です。 私は、会派を代表いたしまして、議案第1号 平成28年度奈良市一般会計補正予算第4号に反対し、残余の議案には賛成いたします。 以下、理由を述べます。 今回の議案第1号、奈良市一般会計補正予算第4号には、新斎苑関連の予算として、12月補正予算のアドバイザリー業務委託等8200万円の繰り越しとして8180万円が含まれています。我が会派は、当初から一貫して、地元の住民合意と地元住民の自然災害等に対する不安の払拭を訴えてまいりました。いまだ地元合意を得られる状況ではないことから、このままでは地元住民の合意のない新斎苑建設計画になりかねません。そのことから、まず一日も早い地元の合意形成が新斎苑計画には必要であるということを申し上げ、今回の新斎苑関連事業を含む補正予算、第1号には反対いたします。 以上、反対討論といたします。
    ○議長(浅川仁君) 24番北村君。   (24番 北村拓哉君 登壇) ◆24番(北村拓哉君) 私は、日本共産党奈良市会議員団を代表し討論を行います。 ただいま議題とされている議案のうち、議案第15号 平成29年度奈良市駐車場事業特別会計予算及び議案第29号 奈良市税条例等の一部改正についての以上2議案に反対いたします。 また、議案第8号 奈良市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部改正について、議案第11号 平成29年度奈良市国民健康保険特別会計予算、議案第23号 奈良市附属機関設置条例の一部改正について、議案第32号 奈良市国民健康保険条例の一部改正について及び議案第37号 奈良市水道事業及び下水道事業の設置等に関する条例の一部改正についての以上5議案については、意見を付して賛成します。また、残余の議案には賛成します。 以下、その理由を述べます。 まず、議案第15号についてです。 これは、従前から指摘しておりますとおり、ホテル日航奈良の地下駐車場は原因者のホテルが設置し、経費を負担すべきものと考えます。 次に、議案第29号についてです。 この条例の一部改正は、国の地方税法の改正に伴うものですが、法人住民税の法人割を引き下げ、一方で地方法人税、国税を創設して地方交付税の原資とする内容が含まれています。このことは、地方税を国税化するもので賛成できません。自治体間の税収格差の是正措置は、本来地方交付税制度の拡充によって行うべきです。 以上が反対する議案についてです。 次に、意見を付して賛成する議案について述べます。 まず、議案第8号についてです。 これは、いわゆるマイナンバー制度に関する条例の一部改正ですが、本条例により、本市は在宅の要介護者に対する紙おむつ等の支給に関する事務にマイナンバーを独自に利用してきました。今般、国の主務省令が改正され、同事務が位置づけられたため、条例から削除しようとするものですが、本市がこの事務にマイナンバー利用を独自に行ってきたのは問題と指摘をしなければなりません。改めて、マイナンバー制度は徴税強化と社会保障費抑制の手段にしたい国、財界の都合で導入されたものであることを強調しておきます。国民に深刻な弊害をもたらすマイナンバー制度は中止し、廃止へ向け見直すことが必要です。 次に、議案第11号及び議案第32号についてです。 議案第32号の条例の一部改正は、昨年に続き国保の賦課限度額を引き上げた上で、低所得者に対する軽減基準額を拡大しようとするものです。国保は加入者の半数以上が年収100万円未満で、生活が不安定な自営業者も多数加入しており、市民の命を守る大変重要な事業です。今回の改定は、低所得者に対する軽減策が拡大されており、一定の評価はできるものと言えます。しかし、国保料が余りに高いために払いたくても払えず、短期保険証に切りかえられている被保険者に対し、有効期限経過後に新しい保険証を市が送付をしていない実態が本会議質問で明らかとなりました。これは必要な医療から市民を遠ざけ、医療を受ける権利を奪うものであり、早急な改善を強く求めます。 この問題の根本的な原因は高過ぎる保険料にあります。来年度も今年度同様に国保の特別会計予算に対し2億円の法定外繰り入れを行おうとしていますが、保険料の引き下げに一層努力することを求めるものです。また、国保料が高額となっている背景には、国庫支出金の削減など、国による政策の影響が大きく、これは奈良市のみで解決できるものではありません。市民生活を破壊する国の動きに対しては、市として反対の意見を上げていただくよう改めて強く要望します。 次に、議案第23号についてです。 これは、いじめ防止対策推進法に規定する地方いじめ防止基本方針の策定についての調査審議及び答申を行う奈良市いじめ防止基本方針策定委員会を設置するために、関係条例を一部改正しようとするものです。 いじめは、相手に恥辱や恐怖を与え、思いどおりに支配しようとするもので、時には子供を死ぬまで追い詰める事件に発展します。多くのいじめ被害者は、その後の人生を変えてしまうような心の傷を受けます。いじめはいかなる形をとろうとも人権侵害であり、暴力です。深刻化したいじめの解決は、社会全体の大きな問題であり、その解決へ協働を広げることが必要です。行政側の対応として、教員の多忙化解消や少人数学級の推進、養護教諭やカウンセラーの拡充、いじめ問題の研修などの条件整備が求められます。いじめ防止対策推進法については、厳罰主義など、いじめ解決に逆行する方向ではなく、子供の安全に生きる権利を保障する方向で運用することを求めるものです。 最後に、議案第37号についてです。 本議案の条例の一部改正は、都祁水道事業及び月ヶ瀬簡易水道事業の会計を奈良市水道事業と統合しようとするものです。会計統合により、当該地域の水道施設の更新や耐震化が計画的に行えるようにするとともに、コンセッション方式の導入による官民連携事業とリンクさせないことを強く求めます。 以上で討論を終わります。 ○議長(浅川仁君) 他に討論はありませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(浅川仁君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。 採決は分割して行います。 まず、議案第1号 平成28年度奈良市一般会計補正予算を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は、原案可決であります。 委員長報告どおり、原案を可決することに賛成の方の起立を求めます。   (賛成者 起立) ○議長(浅川仁君) 起立多数であります。 よって、議案第1号は、委員長報告どおり、原案を可決することに決定いたしました。----------------------------------- △議案第1号 平成28年度奈良市一般会計補正予算(第4号) 委員長報告どおり原案可決と決定----------------------------------- ○議長(浅川仁君) 次に、議案第15号 平成29年度奈良市駐車場事業特別会計予算及び議案第29号 奈良市税条例等の一部改正についての2議案を一括して採決いたします。 本案に対する委員長の報告は、いずれも原案可決であります。 委員長報告どおり、いずれも原案を可決することに賛成の方の起立を求めます。   (賛成者 起立) ○議長(浅川仁君) 起立多数であります。 よって、議案第15号及び第29号の2議案は、委員長報告どおり、いずれも原案を可決することに決定いたしました。----------------------------------- △議案第15号 平成29年度奈良市駐車場事業特別会計予算 外1件 委員長報告どおり原案可決と決定----------------------------------- ○議長(浅川仁君) 次に、議案第2号より第8号までの7議案、議案第10号より第14号までの5議案、議案第16号より第28号までの13議案、議案第30号より第40号までの11議案、議案第42号より第47号までの6議案、議案第49号及び第50号、以上44議案を一括して採決いたします。 本案に対する委員長の報告は、いずれも原案可決であります。 委員長報告どおり、いずれも原案を可決することに決しまして御異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(浅川仁君) 異議なしと認めます。 よって、議案第2号より第8号までの7議案、議案第10号より第14号までの5議案、議案第16号より第28号までの13議案、議案第30号より第40号までの11議案、議案第42号より第47号までの6議案、議案第49号及び第50号、以上44議案は、委員長報告どおり、いずれも原案を可決することに決定いたしました。----------------------------------- △議案第2号 平成28年度奈良市国民健康保険特別会計補正予算(第3号) 外43件 委員長報告どおり原案可決と決定----------------------------------- ○議長(浅川仁君) 次に、議案第41号を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は、原案同意であります。 委員長報告どおり、原案に同意することに決しまして御異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(浅川仁君) 異議なしと認めます。 よって、議案第41号は、委員長報告どおり、原案に同意することに決定いたしました。----------------------------------- △議案第41号 包括外部監査契約の締結について 委員長報告どおり原案同意と決定----------------------------------- △日程第2 議会議案第1号 奈良市議会委員会条例の一部改正について ○議長(浅川仁君) 次に、日程第2、議会議案第1号 奈良市議会委員会条例の一部改正についてを議題といたします。 提出者の説明を求めます。 37番森田君。   (37番 森田一成君 登壇) ◆37番(森田一成君) ただいま上程されました議会議案第1号 奈良市議会委員会条例の一部改正について、私より提案の趣旨を御説明申し上げます。 平成29年4月から改められる本市の行政組織に合わせるため、本市議会委員会条例における厚生消防委員会の所管について、保健福祉部を福祉部に改め、新たに健康医療部を加える改正を行うものであります。 なお、施行期日については、平成29年4月1日からとするものであります。 以上、簡単ではございますが、提案の趣旨説明といたします。 各位の御賛同をいただきますよう、よろしくお願いいたします。 ○議長(浅川仁君) 質疑に入ります。 質疑はありませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(浅川仁君) 質疑なしと認めます。 2番道端君。 ◆2番(道端孝治君) 動議を提出いたします。 ただいま議題にされております日程第2、議会議案第1号につきましては、委員会付託を省略されたいと存じます。 各位の御賛同をお願いいたします。 ○議長(浅川仁君) 3番太田君。 ◆3番(太田晃司君) ただいまの動議に賛成いたします。 ○議長(浅川仁君) ただいま2番道端君より、日程第2、議会議案第1号につきましては、委員会付託を省略されたいとの動議が提出され、賛成者もあり、動議は成立いたしました。 よって、本動議を直ちに議題といたします。 本動議のとおり決することにいたしまして御異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(浅川仁君) 異議なしと認めます。 よって、そのように決定いたします。 これより討論を行います。 討論はありませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(浅川仁君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。 本案を原案どおり可決することに決しまして御異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(浅川仁君) 異議なしと認めます。 よって、議会議案第1号は、原案どおり可決することに決定いたしました。-----------------------------------議会議案第1号 奈良市議会委員会条例の一部改正について 原案可決と決定----------------------------------- ○議長(浅川仁君) 以上で日程は終了いたしました。----------------------------------- △陳情第43号 新斎苑建設計画に対する陳情書 ○議長(浅川仁君) 本日までに受理した陳情は、お手元に御配付いたしております陳情文書表のとおり、奈良市 樽谷佳男氏提出の、陳情第43号 新斎苑建設計画に対する陳情書1件であります。御清覧おき願います。----------------------------------- △請願第24号 右京小学校の存続を求める請願書 外2件 ○議長(浅川仁君) 本日までに受理した請願は、お手元に御配付いたしております請願文書表のとおり、奈良市 右京ママの会代表 馬渕史央氏外39名提出の、請願第24号 右京小学校の存続を求める請願書、奈良市 笹井由子氏外2名提出の、請願第25号 幼保再編計画における右京保育園の民営化計画の凍結を求める請願書、奈良市 西谷征夫氏提出の、請願第26号 奈良市東部・都祁・月ヶ瀬地域の上下水道民営化計画の撤回を求める請願書の3件であります。 請願第24号は観光文教委員会に、請願第25号は厚生消防委員会に、請願第26号は建設企業委員会にそれぞれ付託いたします。 お諮りいたします。 本請願3件は、閉会中において審査願うことにいたしまして御異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(浅川仁君) 異議なしと認めます。 よって、そのように決定いたします。----------------------------------- △請願第24号 右京小学校の存続を求める請願書 外2件 各委員会に付託 閉会中審査と決定----------------------------------- △監査報告 ○議長(浅川仁君) 監査委員より報告書1件が出ておりますが、既に皆様に御配付申し上げております。----------------------------------- △閉会中継続審査調査申し出について ○議長(浅川仁君) お諮りいたします。 お手元に御配付いたしております閉会中継続審査調査申し出一覧表のとおり、各委員長より閉会中の継続審査調査申し出書が提出されております。 申し出どおり、閉会中の継続審査・調査とすることにいたしまして御異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(浅川仁君) 異議なしと認めます。 よって、そのように決定いたします。----------------------------------- △閉会中継続審査調査申し出について  申し出どおり閉会中継続審査・調査と決定----------------------------------- ○議長(浅川仁君) 以上で3月定例会に提出されました案件は、全て議了いたしましたので、本定例会はこれで閉じることにいたします。 市長より挨拶がございます。 市長。   (市長 仲川元庸君 登壇) ◎市長(仲川元庸君) 3月定例市議会の閉会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。 本日をもちまして3月定例市議会が終了いたしたところでございますが、議員の皆様方には、去る2月28日より長期間にわたりまして、新年度予算案を初めとするさまざまな各議案につきまして、慎重なる御審議をいただきましたことにお礼を申し上げる次第でございます。 本会議及び予算審査等特別委員会での意見を踏まえ、2議案につきましては、先ほど撤回をさせていただいたところでございますので、議員の皆様方からいただきました御意見や論点を踏まえ、奈良市一般会計予算案といたしまして、改めて速やかに御提案を申し上げたいと考えておりますので、御審議を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 以上、簡単でございますが、3月定例市議会の閉会に当たりましての御挨拶とさせていただきます。 まことにありがとうございました。 ○議長(浅川仁君) 以上で奈良市議会3月定例会を閉会いたします。   午後2時44分 閉会----------------------------------- 地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。              奈良市議会議長   浅川 仁              奈良市議会議員   八尾俊宏              奈良市議会議員   宮池 明              奈良市議会議員   井上昌弘...